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2006年 02月 05日 ( 1 )

時魔導師の見た世界

読書復帰週間、リハビリ一冊目。


苔のむすまで
杉本 博司 / 新潮社
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以前、彼の美術展に行って非常に感銘を受けたので、
本屋で発見して思わず購入していたのでした。
(以前のエントリはこちら)


読みやすい本で、セクションごとでさらっと読み終わることができる内容です。
でも、それぞれの話題の冒頭にインタビュー形式のQ&Aが載っているのだけれど、
それが禅問答のようで奥深い。
思わずうぅーん、と唸りながら、その後に続くエッセイを読むためにページを繰るのでした。

本の中にはこれまで氏が発表してきた作品の生まれるための思考過程が綴られています。
何故、これを撮ろうと思ったのか、何故、これを扱おうかと思ったのか。
そして、
そのどれもが、真摯な姿勢と、丹念な研究、飽くなき好奇心によって
生み出された作品なのだということが、この本を読んでわかりました。


うーん、うーん。


うまく感想がかけない。。。

恐らく私自身がまだ、氏の思考を理解するために必要な人間性とか、
精神力を確立しきれてないんだと思うんです。
氏の作品は、この本を読めば読むほど、

「卒がない」「まとまっている」「センスがいい」「洗練されている」「心憎いほどうまい」
「他者の追随をゆるさないぐらいに弾力がある作品」

って納得させられるほど「うまい」ってことがわかるんです。

それはわかる。わかるんだけど、私にはまだそれを評価するだけの審美眼がない。
何かを生み出すための苦しみ、憎念、愛情、必死さ。
そんな泥臭さと生のまぶしさを感じるような作品ばかりを見てきたせいでしょうか。

これらの作品に対峙するだけの力がなくって、ただただ飲み込まれるだけ。

きー、くやしい。

この本は、私にとって、
まだまだ知らない精神世界があるんだよということを教えてくれた本でした。
悔しいので、精進してからもう一度、杉本博司氏に対峙したいと思います。
by chihiro_1984_20xx | 2006-02-05 22:10 | 読書