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存在の取り扱い方

とある流れから昨年の上智大学の入試問題(国語。現代文オンリー)を解く羽目になり、
そこでたまたま出会った評論文、新宮一成『無意識の組曲』(岩波書店)の文章に魅せられ、
そこで取り上げられていたシューマン(独・作曲家)のCDをレンタルしてきました。
交響曲を二枚ばかり。

いい!シューマン!
Wikipediaで調べたところ、ブラームスとも親交があったとのこと。
ブラームスは数年前からすきだったので、ここで繋がって嬉しい限り。
というか、ドイツ人作曲家がすきなのだと判明。交響曲は。メンデルスゾーンもすき。

あと、この新宮氏の評論文を読んで、別にマーク模試の評論も解いたのですが、
評論文って、自分の中に経験がないと読めないものなのだなぁ、と実感したのでした。

どちらも哲学的な内容なのだけれど、前者は音楽と存在について、後者は歴史についてで、
使っている語彙のレベルは同じぐらいなのだけれど、
文章の構造の複雑さや、とっつき難さなどには歴然とした差がありました。
私だって高校生の頃でも現代文は得意な方だったから、それなりに問題は解けたけれど、
やはりそれは問題が解けただけで、文章が言いたいことを本当に「理解」はしていなかった気がするなぁ、って文章を読みながら思いました。

それは何故か。
頭が悪かったせいでもあるし、評論文を読み込んでいなかったせいもあるけれど、
それ以上に、難しい文章と思うのは、自分に経験が足りていなかったんだと思い至りました。

自分自身が考えたり行動した経験がバックヤードにあってこそ、
いろいろな文章を目にしたときに、自分の経験と引き合わせることができて、
そこに真の理解や、自分自身の成長が生まれるんじゃないかなぁと思ったのです。

哲学やらアフォリズムだって何だって、自分の経験がなきゃ、ただの戯れ言です。
ファッションで箴言を掲げたところで何にもなりません。

文章は、自分自身の経験がなければ、本当の意味で「読む」ことはできない。
たくさんの文章を読まなければ、自分自身の「考える」という経験は積むことはできない。
考えた結果を、実生活の「行動」に移せなければ、結局は全てがお飾りで終わる。

ふと、そう感じました。

思考する時、だいたいの人は自分の母語でしているはず。
その中でどういう思考経路をとるかは、
それまでの読書経験が影響を与えている部分が少なからずあると思います。
だからそのような意味でも、文章を読む事ってとても大事なことだと思ったのでした。

まぁ、そうは言っても、必要ないじゃん?って人もいると思うし、興味ないね〜な人もいるはず。
そういう人はきっと、何か別のことでいろいろな経験を積んだり、思考を鍛えているんじゃないかなぁと思います。
だって、私の周りは読書が趣味という人はあまりいないけれど、いろいろな趣味に没頭している人が沢山いて、それぞれに自分の主義主張を持っているんですもん。
雄弁に、熱っぽく語る様は本当に格好いい。
それはそれで良いと思う。

なぜなら、文章を読むことで最終的に私が目指してるのは「愉快な大人」であるし、私がすきなのも、いろいろな経験を積んだ「愉快な人間」なんですもん。
決して、皆が皆、文章を読むだけで愉快な人間が作れるはずがないからです。

生きている限り、生きていることを味わって、自分自身を愉快に錬成していきたいものです。
主観的に愉しい人生を生きていきたいな、と思います。

ちなみに、先に紹介した上智の問題で取り上げられた新宮氏は、シューマンが目指した「音楽の死体性」というものについて語っていました。音楽が持つ「意味性」を唾棄し、純粋な音楽として美しいものを作ろうとした(らしい)シューマンの音楽性は、つまるところ、存在としての「死体」と同義語になるそうです(←超大雑把な要約)。
すごいねぇ。んで、それは聞かなきゃ!と興味津々で借りてきたわけなのですが・・・。
聞いてみたけどよくわからない・・・。まだまだ経験が足りません(笑)

でもまぁ、シューマンの交響曲も、なかなかどうして美しい。
by chihiro_1984_20xx | 2008-08-28 01:30 | 音楽