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決定版 ほんとうにわかる管理会計&戦略会計

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素直になる

人に支えてもらっていいんだってこと。
そんなことを知った一昨日だった。


どうしても、面接がうまくいかなくて。
一昨日は志望度がとても高い会社だったのに、
ボロボロの面接をしてしまった。
茫然自失で会社を出る私。
何度も、同じ所でつまづいてる。
なんで、なんで?

準備が足りない。自信も足りない。極度に緊張しすぎる。
何もかもが足りてない。
やらなきゃいけないことはわかってる。
でも、どうしたらいいのかわからない。
頭の中が、混乱する。


ふらふらと麹町の駅に降り立つと、ウィルコムが震える。
どうやら、キーロックをかけていなかったから、電話がかかってしまっていたらしい。
「どうしたー?」と、いつもの声。昼休みに入ったからか、声が心なしか晴れやか。
昼休みの時間は限られてる。
「なんでもないよ、うっかりしてたー」と、早々に電話を切り上げる。

地下鉄に乗る。

声が頭を響かせる。

無性に、申し訳なかった。


ここにいるのは、私の力じゃない。
飛行機代は、母が昔貯めてくれていた郵便貯金からだ。
面接や就職活動のアドバイスをしてくれたのは、友だちや、彼だ。
ホテルにも泊まったけれど、友だちや、親戚が快く泊めてくれた。
今、地下鉄に乗っている自分は、自分が連れてきたのではない。
連れてきて貰っているのに。
私の力では、何にも返せない。
返せるのはただ一つ。内定を取るってことだ。


なのに、私は、その課程すら、超えていくことができない。


こんなにどうしようもない、投資価値もない自分に対して、
力を貸してくれる人たちに、ごめんなさい、ごめんなさいと、謝るしかできなくなった。
思わず、ウィルコムをまた取り出した。

「たくさんの人に助けて貰ってるのに
ちゃんと実績で応えられない自分が情けない。
ごめんなさい」

口で伝えたら、何かが折れてしまう気がした。
でも、伝えなきゃと思った。ただ、ごめんなさいと。


新宿に着き、段々、当初の苦しさが和らいできた。
代わりに、なんて独りよがりなメールを送ってしまったのだろうと、
後悔がわいてきた。


「心配しないで、がんばるから―――」

そう送ろうとした矢先、


着信。


「何があったん?」
様子をうかがうような声だった。
なんてことをさせてしまったのだろう。
そう思って、
「言ったら泣くから、言えません」と、最初は言うことを拒んでた。
もちろん、「言いなよ」と「言わない」の問答。

「今日の面接で、何かあったの?」との言葉に、とうとう崩れてしまった。


「ごめんなさい」


「せっかく、力を貸してくれているのに、それを無駄にさせてしまって、ごめんなさい」

「寝る時間まで削って、話を聞いてくれているのに、ごめんなさい」

「内定取って、実績で応えることができなくて、ごめんなさい」


絶対に、彼の前では泣かない。
そう決めていたはずなのに。
いろいろな「限界」が一挙に押し寄せて、決壊して、
新宿の大勢が歩く往来のど真ん中で、
ぼろぼろと涙を流して謝っていた。


しばらく、私の話を聞いた後、彼は口を開いた。

「俺は好きでやってるんです。
別に見返りがほしいからやってんじゃないよ。
助けてあげたいって思ったから、やってるの。
俺がしたいから、やってるの。
そんな風に思うなら、もう助けない方が良い?それでいいの?」

怒ってるわけではない。でも、諭すような声。


「やだぁ!!…助けてください!」

絞り出すように言った、助けて、の一言。


「うん。じゃあ、俺の勝手にさせて」

繋がれた答え。


切れた緊張が、今度こそ本当に溢れてきて、止まらなかった。
自分自身を、まだ、立たせてくれる人がいるんだって、
その人は、嫌々ながらしてるわけじゃなくって、
本当にしたくて支えてくれてるんだって、
言葉にしてくれたのが、本当に温かかった。
あぁ、信じて良いんだ。
この人だけは、だめな自分もひっくるめて、認めてくれようとしてるんだ。
助けてくれようとしてるんだ。

私の中での、「ちゃんとしてなきゃ嫌われる」と思う気持ちが、
じんわり溶け出た気がした。
一人じゃないんだ、って思った。

彼は次の面接に向けてアドバイスをして、
昼休み終了と共に電話を切った。


人を信じる。

いつも私は人の先回りをして、相手に文句を言われないように、
相手の相談を解決できるように、相手が快適に過ごせるように、
意地汚く、抜け目のない心配りと包容力で、
自分を他人に委ねないで済むように逃げてきた。
委ねたら、きっと、嫌われる。そう思い込んでいた。

でも、それじゃだめだった。
生み出せるものは、自分の心の穴の修復でしかなくって、
決して、相手のためにはなっていなかった。
相手が満足することで、自分自身の満たされない心の穴をのぞき込んで、
自分ってかわいそうって、悲劇のヒロインを演じていただけに過ぎない。

満たされる。そのことを知った今、私ができることは、
支えをもとに、何かを生み出していくことなんだ。
こんどこそ、誰かの助けになりたいんだ。

欠乏くる強さじゃない。充足からくる強さを、
私はこれから、つけて生きていきたい。


一昨日。
新宿で流した大粒の涙は、
ウィルコムの向こう側から流れてきた助けは、
一生忘れられないと思う。
by chihiro_1984_20xx | 2008-04-10 13:21 | 就職活動