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JAZZ SEEN カメラが聴いたJAZZ

JAZZ SEEN
/ ビデオメーカー
ISBN : B00024Z7L6
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ぎゃー!良かったよー。買いそうです。

ストーリーっていうのはあんまりなくて、ドキュメンタリー仕立て。
でもドキュメンタリーってほどでもなくて、
うん、このDVDは写真家クラクストンそのものみたいなDVDなんです。



私はいつも生活のうえでも、Seeではなく、Watchを無意識にしていて、
いつも目の前にはフレーム。
そして瞬きで、シャッターを切る。
一瞬一瞬のその最上の美しさを逃さないために、
私は脳裏にシーンを焼き付ける。

そして、そのシーンを共有するためにカメラが生まれてきたんだと、私は思う。


この映画、たくさんのJAZZに乗せて、
たくさんの名盤というべきレコードのジャケットが出てきます。
そのジャケットの洗練されたシンプルさに脱帽。
そしてなによりも、写真を撮ることに対する、クラクストンの姿勢に尊敬の念を抱きます。

『写真家は被写体に信頼感を持ってもらうことで、写真家は透明な存在になる。』

するとカメラは只の「目の瞬き」になるんですね。
うぅぅ~~む、なるほど。



チェット・ベイカーはフォトジェニック(写真写りが頗る良い)。
父が若かりしころには彼の「My funny valentine」を好んでいたそうですが。
ジャケットが頗る良くて、私はそっちの方が好きだったことを覚えています。
その写真を撮ったのが彼だったとは!!


どの写真を見ても、ちゃんと「音楽」が聞こえてくるんです。

たとえばヴォーカルをメインにした演奏中の写真。
きちんとフレームの中にはビッグバンドが入っていたり、
出てくる楽器がきちんと入っている。
おまけに「周り」をピンぼけさせて、その間から焦点当てたメインを見せたりするもんだから心憎い。

たとえばきちんとした場所でのジャケット写真。
構図や作戦は立てるけれども、そのなかで最大限の被写体のよさを引き出す。

一番感動したのが、
裸体に楽器を持たせた写真。
黒人白人、男女、トロンボーンにトランペットにサックス。
裸体というむき出しの強さ、弱さ、優しさ、柔らかさ、「真実」と「芸術性」と「個性」
楽器の硬さ、輝き
その両者が対比されてすごく美しい。
しかも、楽器から生まれるJAZZっていう音楽は、
「裸体」なんだと「その人自身」なんだと。
本来音楽というものはそれだけ生々しくて、エロティックであるべきなのだと、
ただ
「裸体」と「楽器」
の二つっばかりの写真に痛感させられて、感動してしまいました。

ぎゃー、天才だよ。彼は。
音楽と写真の可能性を広がらせた。
写真から音楽が聞こえてくる。



私も写真をとるのは結構好きだけど、
ほかにもこうやって色んなものを見たりするのも好きだけど、
どうしても、「私にはそれを創ることはできない」と思ってしまう。
絵を描いていたころもそう。
見たり、聴いたり、読んだりして、得られるのは、ただ「審美眼」と「感受性」。
その中から「実行」してみないと、創作はできない。
実行することで伸びる「芸術性」。
私もそれを伸ばしてみたい。

『目の奥に宿る精神』
クラクストンはコメントの中で精神をこう表現したけど、
本当に全くもってそうで、
目には精神が見える。
クランクストン自身も、そして被写体となった音楽家達も、
すばらしい「目」を持っていた。

目の素敵な人間になりたいと、強くおもった。
by chihiro_1984_20xx | 2005-02-03 16:49 | 映像(映画、TV番組)