by chihiro_1984_20xx

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ゆだねる

朝から授業に行って、その後は図書館に行って資料集めと勉強して、
夕方から夜までは予備校にて講座。

そんな毎日の中、帰りのバスの中で聴く音楽が、
私の気持ちを落ち着けたり、昂ぶらせたりする。

バスに乗り込んで、イヤフォンを装着して、プレイヤーを起動する。
いつもは、聞けば自分の気持ちが鼓舞されるような
ロックやサントラばかり選んで聴くのだけれど、
なんだか、今日はすごく疲れてしまっていて、
私の指はいつの間にやら、
ゆったりとしたジャズにカーソルを合わせて、再生していた。

いつもは余りにゆったりとしているのがもどかしくって早送りしてしまう音楽なのに。
ヴォーカルの太い、温かい、優しい声に、いつの間にかおちていた。
そこに呼応するように真っ直ぐ入ってくるSAXの音に、いつの間にか包み込まれていた。

そして、音楽に包まれている気持ちに合わさるかのように、
力の抜けきった私の体は、バスの揺れに「運ばれている」のだということを、
いつもよりはっきりと全身で感じた。


高速を走るバスの眼下。
流れていく景色と、海の上に浮かぶ細い細い三日月と、
人肌のする音楽を感じながら、
バスはいつもよりゆっくりゆっくりと、家路を走っていた。

すっかり安心しきった私は、
うつらうつらとした意識の中で、

あぁ、そういえば三島由紀夫も「音楽」で、
不感症の女性が感じたオルガスムスの瞬間を、
「脳内に音楽が流れる」って象徴的に表現していたけれど、
その女性は、もしかして、こういう心持ちになっていたのかしら?
だとしたら、今感じているこの感じも、それに近いのかもしれない。
これは本当に幸福な快楽の絶頂なのかもなぁ、

なんてことをふと、思って、またうつらうつらとし始めた。


相変わらず、彼の声は耳の奥をくすぐって、
彼の音は、私を撫ぜていた。


いつの間にか降り立ったバス停の前で、
冷たい風を感じながら、
私は火照った体を連れて、ゆっくりと歩いて帰った。


********

ちなみに聞いてたのはこれ。

John Coltrane and Johnny Hartman
John Coltrane with Johnny Hartman / Impulse
ISBN : B00002597H
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某携帯のCMでも使われておりました。素敵です。
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by chihiro_1984_20xx | 2006-05-31 23:08 | 音楽