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終戦のローレライ Ⅰ~Ⅳ

終わったYO!!

3巻、4巻は盛り上がって来てとてもよい感じでした。
でも、正直な話、映画と文章の両方を見る必要まではあったのか?と少し感じています。
映画なら映画だけでもよかったかもしれない。
文章のほうはアンソロジーみたいな感じで読みました。

もともと映画を念頭に書かれた文章だというのは有名な話。
文章を読んでいても、映画での映像が浮かんで来やすい描写で描かれていました。
文章の間ででも挿入される音楽の詞が、映像だとこんな風に挿入されるだろうなぁ、
映像的にこんな効果、演出を期待して文章に起こしたんだろうなぁ、
など、比較的簡単に作者の意図を感じました。
映像ありきの文章という印象を少なからず感じる点が多々ありました。
人が話している間に、別の人が割ってはいる描写とか多いっつの。

登場人物の数と、物語のディテールが映画と文章では変わってきています。
映画は時間の制約もあるので、おいしいとこ取りをしているのでしょうが。
読み終わったあとはやはり書き込んであるだけに文章のほうが面白かったけれど、
映画にしか出てこない登場人物、文章だけにしか出てこない人物、
どちらもそこら辺に愛着がもててしまってちょっと困りました。
原作のフリッツ、時岡軍医、田口さん。大好きでした。
本気で、4巻は泣けました。フリッツの名前の由来のシーンとか特に。

題材が戦争だからか、登場人物が男ばかりだからか、作者が男性だからか、
この文章からは男性らしさをすごく感じました。
文章は個性、性別を感じさせるもののほうが好きです。
この本もなかなか秀逸でした。初めて読んでみたから。
男性らしい伸びやかで躍動感のある文章でした。
きちんと一つ一つの登場人物やエピソードを消化しているのが尚よい。

しかし、ながかったぁ。ふぅ。
亡国のイージス、読むべきか悩む。
by chihiro_1984_20xx | 2005-05-01 01:50 | 読書