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映画「真夜中の弥次さん喜多さん」

真夜中の弥次さん喜多さん


見てきました。
風邪引いてるから、すっごくぼーーーーっとした頭で見たけど。
数分遅れたから最初から見れなかったのですが。

なんて言い始めたらいいんだろう?つかみ所のない感じでした。






原作とはかなり違う描き方。
でもそれが逆にいい。
ストーリーの本質は守って、描きやすさを抽出して、
宮藤流「ヤジキタ」が出来上がったって感じ。
この場合それが成功しているなぁ。
映画という切り口からみるとこれはこのように描くことができるっていう
「試み」が見える。
某「世界の~~(敢えて書きません)」はなぜあんなに色々な媒体で描かれたのか、
私には良くわかりませんが、
こちらはなかなか色々な媒体ごとにそれぞれの味があってよいと思います。



「ぺらっぺら」

これは映画の中でも息づくものでした。
江戸の様子も、本物を見たことがない女子高生ギャルも、
夢の中に生きるバーテンも。


キャストもこれまた重鎮から若手まで、有名どころを使っているのにペラペラ。
ぺらっぺらを薬で繋ぎとめようとする喜多八に中村七之助
その恋人でうっかり妻を殺しちゃった罪に問われてる弥次郎兵衛に長瀬智也

殺された(死んじゃった)奥さんに小池栄子

ここら辺がメインキャストで、
あとはほんのちょいなのに、おぎやはぎ、妻夫木聡、研ナオコ、ぐっさん、
板尾創路、松尾スズキ

中村勘九郎・・・

中村勘九郎さんですよ!??

親子競演。
2004年5月14日に撮ったということで(プロダクションノートから)
まぁ、事件の前なのは丸わかりなんですが・・・。
とりあえず、この頃の「勘九郎」さんは「勘三郎」襲名前ってことですね。
芸が「勘九郎」ってことですね。
でも、こんな親子競演って・・・。どうなんですか?
めっちゃ驚きました。

そうそう、それで七之助さん(同じ年なんだよなぁ)をそうか、息子か・・・って目で見たら、
やっぱり似てるって思うんだよなぁ。
夜のシーンで、襖の間走っていくときの顔とか、お父さんにそっくり。
梨園のDNAの濃さをなんだか感じた瞬間でした。

妻夫木くんとか、なんであんな瞬間で出たんでしょうね?
めっちゃ一瞬だし!!
でも、なんだか和んだのは私だけでしょうか。

個人的にはバーテンのARATAさん好きです。
ピンポンのクドカン繋がりなんでしょうね。
今回もいい味出してらっしゃいました。

キャストもなんですが、
今回は私のヒットは衣装とか小道具とか。
はっちゃけすぎ。でもそれが最高。
って思っていたら、
伊賀大介さんでしたのです。
伊賀さんといえばジョゼと虎と魚たちの衣装さん。
今回も惜しみなくそのセンスを映画に振りまいてらっしゃいました。
本当に、演出に一番華を添えていたのって今回は衣装だわ・・・。
喜多さんのアメリカン柄の股引とか、
スカジャンのマントとか、なんだかもー大好き。
そして憎いばかりに「ぺらっぺら感」出ていました。


うーん、なんだか演出の話ばかりになっている。
うまくお話のことが語れないんです。これ。

私自身の感想で言い切っちゃうと、
「起承転結」がなくても「クライマックス」だけで作りきれちゃう映画もある
ってことがわかったくらいですか。

クドカンはそういう意味ではすごい。
そして今までの製作映画をいつも超えようって言うのがあって、
でもクドカンワールドは壊していないって言うのがとても素敵です。
GOも良かった。
ピンポンも良かった。
69も良かった。
すみません、ドラマは見ていないけれど。
監督ってなるとまた作業が変わってくるし、そこは難しいところがあるんだろうな。
でも、これが無駄だったとは思わない。
むしろこれから更に飛躍していくんだろうなぁ。
と思った。

ほらー、またこういうバックグラウンドにいっちゃう。
無理して語る必要はないかもしれないけれど。
あとは、
「リアル」ってなんだ?ってこと。
こっちは小説の時から思ってた。
遡ればカウボーイ・ビバップ。。。友達が死んだ時。。。
答えなんて、「リアル」の中にいる人間が判る訳がない。

腹に力こめて、生きていくしかないんじゃないの?

今の私に出せる答えって、これだけなんです。



*******

バックグラウンドといえば。
なんでKBCシネマなの?って思ってたら、
宣伝提携が朝日新聞社。
あーね。。。。
スタッフロールに流れる物々しい朝日の文字。
御見それしました。
by chihiro_1984_20xx | 2005-04-19 23:28 | 映像(映画、TV番組)