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アンナ・カレーニナ

14,15日もイベント続き。
14日は研究室の先輩の結婚式@シーホーク。
15日は吹奏の大・わがまま合奏@六本松共用施設。

あまりに毎日忙しかったせいか、心が停止してしまって、
日記を一行書く毎に「疲れた・・・」を連発。
「あー、やばいな」と自覚して、16日は一日ゆっくり過ごしました。

今日は母と舞台「アンナ・カレーニナ」を観劇。

お昼はアクロスの「そじ坊」にてざるそばを。
近くの「パン・ナガタ」にて次の日のパン(とベーグル)を購入しました。

「そじ坊」、杵屋のチェーンのようだけれど、ホスピタリティがすごい!
テーブル全部に目が届いてて、欲しいと思ったときにお茶が出てくるし、そば湯も出てくる。
ざる蕎麦のわさびが生わさびで、自分ですれるのですが、
余ったわさびは袋が置いてあって、持ち帰ることができます。
お蕎麦屋さんだし、夜はもちろん飲めるしね♪
うーん、こんなお蕎麦屋さんっていいなぁ。
東京の会社の近くにもあるし、東京に行っても行こうと思います。

「パン・ナガタ」は、母親オススメのお店。
春日に本店があるパン屋さん。店舗内のパンのどれもが・・・・かわいい!!
まだ食べてないけれど、これは美味しいのは間違いない。明日が楽しみです。


さて、「アンナ・カレーニナ」。もちろん、トルストイ原作。


ロシアの作家L・N・トルストイの小説。

(中略)

物語は、高級官僚カレーニンと結婚して一児の母であるアンナが、兄の浮気によって崩壊しかけたオブローンスキー家へ駆けつけるため、夜汽車でモスクワへ着いた朝、保線工夫の轢死(れきし)事故に際会し、同乗していた青年将校ウローンスキーがその場でエリートぶりを発揮してアンナの気をひくところから始まり、やがて彼との恋に公然と生きる道を選んだアンナが、家庭を追われ、偽善的な宗教界や社交界からはじき出されて、ひたすら孤独な愛に精神を酷使し続けた結果、転進して大土地経営に乗り出したウローンスキーの多忙な資本家的活動になじめず、ついに覚悟の鉄道自殺を遂げる場面で終わる。

この筋(すじ)書きと並行して、農民との共同体的土地経営に腐心するレービンの対照的な恋愛と結婚生活が描かれるが、この心理的にまさしくトルストイ的な主人公の家庭生活にも、実兄の死や未来への安定した経済的展望の喪失から招来される精神的不安は覆いがたく、それはときとしてこの頑丈な男をも自殺への衝動に駆りたてる。
貴族階級の選良たちがたどるこれら2通りのプロットは、その時代の闇(やみ)の深さを死の淵(ふち)からの体験に根ざして写しとっている。しかしながらレービンのプロットは、勤労する農民から、それなくしては生活を維持しえないところの神への信仰を獲得することによって、起死回生の道にたちえたトルストイ自身の転機をもしるしている。

[執筆者:法橋和彦]

(Yahoo!百科事典から転載)

というお話。

・・・ロシア文学、やっぱり重い。
母と二人で観劇後はぐったりしました(笑)

悲劇なので、主人公がどうしようもない破滅への道を選んでいくし、
周囲の登場人物もどうしようもない救いのなさなのですが、
そういう道を選ばざるを得ない人間の姿はかなりリアリティがあって、おもしろかったです。

夫と愛する子どもがいて、安定した暮らしがあって、幸せでも、
それが別の男と恋に落ちない理由にはならない。
「理性」と「恋愛」は背反したもので、時に恋愛は全てを棄てさせてしまう。

それでも、例え男が変わっても、
迎えるのは棄ててきた過去への苦しみと、同じような恋愛の倦怠なのよねぇ。
乗り越えられなければ、絶望に飲み込まれることになり、
どこにも行き場をなくした女は、死を選ぶ。

時代を超えた、「社会の中でする恋愛」の普遍性に共感しつつ、
女として、そのような生き方しかできなかったアンナを哀れみつつ。

示唆的な観劇になりました。


あぁ、私?

もちろん、今手にしている幸せを手放すつもりはないけれど。

それでも、
幸せになろうとも、幸せになれるとも思っても願ってもいないし、
女は生来、子宮に孤独な闇を抱えてるんだろうと思ってる。
男は当てにならない事を言うことができて、いつかは裏切るもので、
女は自分自身すらわからないから、更に信用できない生き物だと思っている。

だから、自分で自分が生きていくために、いつかくる「その日」のために、
永遠に「私が」選ぶ立場で居続けようとだけ、思っています。

運命でも、男でも、「何か」に私の人生を好き勝手されるなんてまっぴらごめんだ。
by chihiro_1984_20xx | 2009-02-18 22:49 | 芸術(舞台・絵画など)